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素材について

■材料

ひと口に「革」と言っても、生産国や種類、加工によって様々な特性があります。厚さや伸縮性、染めた際の色の出方などがことなりますので、各革の性質をご紹介します。

 ヌメ革(牛革)

植物タンニン鞣し(★1)がほどこされ、染色されていない革本来の色が特徴。素上げの革で吸水性があるので染色や成形に向く。

 白牛革

合成タンニンで純白になめした牛革。染めた際の発色がきれい。淡色の染料でもきれいに染まる。

 カラー牛革

クロム鞣し(★2)のソフトな牛革。傷つきにくく非常に丈夫で、柔らかいのでミシン縫いに向く。

 ピッグスエード

革の床面を起毛させたソフトな質感が特徴0.7mm前後で扱いやすい。カラーバリエーションの豊富さが魅力

 平レース

サイズは幅を表す。かがりやネックレスの紐に使用。

 丸牛レース

表裏はなく、断面は円形。サイズはその直径を表す。

■革の加工処理

皮から革に作業することを鞣し(なめし)と言います。
★1 タンニン鞣し・・・植物に含まれる「タンニン」を用いた加
   工処理。水分を含むと柔らかくなり、立体的な加工に向く。
★2 クロム鞣し・・・ハンドバッグなどに使用される革に多い加
工処理。三価クロムを鞣し剤とし、柔軟性と伸縮性のある仕
上がりが特徴。

■革の単位

革は一般的に面積の単位で取引されます。単位はDS(デシ)を使
い、1DS=10cmX10cmです。